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青色夏号特集
下田なすを全国に!
下田なす」について上西宗市さんにお話をうかがいました
昭和の初期にはあったと聞いてますので「下田なす」の歴史は80年にはなるかと思います。15年前に初めてやまじょうが製品化するまでは自家用に栽培し、食していたと思います。下田なすは他のなすに比べて、皮がとても薄くて柔らかく、甘みも豊富です。それこそ、焼いても炊いても天ぷらやもちろんお漬物にしても抜群の美味しさです。今、地方特産のなすは決して珍しくありませんが、そのどれと比べてみても「下田なす」は別格だと私自身思っております。ただ下田なすは皮が薄い分、栽培はとても難しいんです。風が吹いて葉っぱが実に触れただけで傷が付くんです。下田なすは実が少し黄緑がかったものが特徴でしたが商品化するにあたり完全に紫色のものになるようにまた、傷が付かないように生産者の方と試行錯誤しながら、葉っぱ取りをお願いするようになりました。この作業が栽培するにあたり、一番の苦労だと思います。もちろん多少の傷では味は変わりませんが、私どもは「下田なす」の味も形も含めて提供しておりますから細心の注意を払っています。
もともと下田の山中さんとうちの祖父がそれぞれ漬物屋をしておったんですが昭和23年に一緒にするようになり、今に至ります。今までは京近江漬物という位置づけで商売をさせてもらってきましたが、これからは「近江つけもの」としてお客様に提案していくつもりです。その中で近江下田に「下田なす」あり!近江漬物の筆頭として「下田なす」を全国にアピールしていきたいと思っております。下田なすが全国区で有名になってくれたら・・・私はもう死んでもいいくらいに思ってます。
穏やかに晴れた昼下がり、実行委員のナスビィ2号君と「やまじょう」さんを訪ねました。昨年の6月に完成したばかりの新店舗はまるでギャラリーのような雰囲気で、各所にセンスを伺わせるこだわりがあり、大変居心地の良いお店でした。取材中も何組もお客さんがお越しになり、お買い物をされていました。
ジャズが流れる店内で下田なすにかける熱い情熱を聞かせて頂きました。いきなりの訪問にも関わらず、心良くお話をお聞かせて頂きました上西さん本当にありがとうございました。優しく穏やかにお話しいただきましたがその奥には強い覚悟と思いを感じました。帰り際、お土産にと頂きましたお漬物、とても美味しかったです。上西さんの夢「下田なすを全国に!」がゆっくりと確実に実現していく事を祈っています。ありがとうございました。
私は最後のバスにのったんや!
蛭子神社(えべっさん)について植西恒夫さんにお話をうかがいました
方言と言うのはな、ほんまええもんや。方言はな地方の尊い文化やで。もっと皆、使こうたらええんや。ほんで、蛭子神社の話やったな。古くから使ってます文庫箱に消えそうな文字で「文化年間」と書かれたるで、その当時からあったんですやろ。最初は通りを少し入ったとこにあったらしいが、昭和12年に前の道が出来た後に、今の場所にお祀りしたんやと思います。今は商工夏祭りといっしょになってますけど、えびすまつりは蛭子神社の納涼祭として始まり、昔から7月20日にお祭りをしております。毎年夕方5時くらいから神主さんに来てもろての祭典は昔と何ら変わらんやり方ですから、いっぺん見やはったらええ。よいもんです。私の若い時は川の上に舞台つくって、能やら漫才やら呼んできて、そら楽しいお祭りでしたわ。私らの蛭子神社は西宮えびすの講に入ってます。ここらは商店街ですけど「えべっさん」のおかげで皆がまとまれたんでしょうな。えびす商店街が今でもここで頑張っておれるのは「蛭子神社」の神様のおかげやと私は思てます。皆さんもお祭りに来はったら「えべっさん」にお参りして下さい。ちょっとでもえべっさんの
歴史を感じてもらえたら、私にとってそんなうれしいことはありませんな。お待ちしてます。私の商売は藍染めなんですが、紺屋(こんや)と書いて『こうや』と呼ばれてましてな。昭和9年に生まれて物心ついた時からずっと紺屋です。昔、店前の道は細い砂利道やったが昭和12年に整備されて、バスが通るようになったんです。その記念事業で町の関係者が招待されてバスに乗せてもろたと先代から聞いてます。そらみんな喜んだらしいですわ。私はな、JRバスの最後の便に乗りましたんや。どうしてもその証明が欲しいてな、JRの当時の助役さんに一筆書いてもらいました。先代が最初のバスに乗って、私は最後のバスに乗りましたんや。
下田小学校から商店街に入ってくると、通りはほぼ90度右に曲がり奥に延びる。曲がってすぐ左側に「紺喜染織」さんのお店があります。店先には大きな臼の上できれいなサツキが咲き誇っていました。お店の中は独特の昔懐かしい香りが漂いおいしいお茶を頂きながら当時のお話をお聞きしました。植西さんはその時の手書きの証明書を嬉しそうに取り出して、私達に見せて頂きました。通りにバスが走った!というおぼろげなキオクと、70年近く続いたバスの歴史の火が消えてしまった寂しいキモチをどちらもご存知の植西さん。少し寂しそうに、でもとっても誇らしげに下田の歴史をたくさんお話しくださいました。本当にありがとうございました。
凉の楽園 大谷観光ぶどう園
ぶどうの青は下田色
昔は12軒のぶどう農家で大谷観光ぶどう園は構成されていましたがだんだんと減っていき、今では4軒だけになりました。春巳園、高松園、まるじ園、そして販売のみの井筒園が現在も頑張って切り盛りしています。ぶどう狩りのオープンは8月1日を予定しています。お盆まではデラウエアという種類、8月20日以降はベリーAマスカットという種類のぶどうで楽しんで頂けます。竜宝や巨峰は販売のみでお渡しできますから進物用にご利用下さい。
昭和38年頃に私の園では40本のぶどう苗木を植えました。一年一年、年を重ね、今やこれらのぶどうの木は45歳になります。長い間みなさまに愛されてきた大谷のぶどうは色つや、甘みも含めどこの産地にも負けない自信があります。この場所は十二坊から流れてきた砂地で水はけの良さが、ぶどうにぴったりだったんでしょう。と谷口さん。取材の最後に谷口さんはぶどう棚を見上げながらおっしゃいました。「後継者がいてくれたら本当にうれしいのですが・・・」と。そして「私の夢は、この場所を年配の方が集って、雑談したりゲームしたり出来る、そんな寄り合いどころにすることです。その中に若者も参加してくれたら本当にうれしいのですが。」とお話しいただきました。
美しい緑の葉っぱが風にざわめき、日光がちょうどいい具合に遮断されたその下で幼少時代、ここを訪れたことを思い出しました。緑の天井がず〜っと向こうまで続くここはまるで楽園のようです。この日取材でお邪魔しましたのは大谷観光ぶどう園の中の一件、「まるじ園」さん。経営者の谷口さんは時々タバコをふかしながらぶどう園の歴史から将来の夢まで穏やかにお話くださいました。
○○ 大谷観光ぶどう園インフォメーション ○○
8月1日〜8月20日迄 デラウェア(種なし)
8月20日〜9月20日迄 ベリーAマスカット(種なし)
入園料 大人(中学生以上)1000円 小人800円 幼児500円
その他 牛肉すき焼(3000円 入園料別途)や鶏肉すき焼(2000円 入園料別途)もご用意出来ます。
ぶどう狩りや宴会は予約が必要です。飲み物あります。
大谷観光ぶどう園/まるじ園 0748-75-0326 まで
下田商工夏祭り
湖南市商工会 副会長の細本さんにお話を伺いました
おかげさまで下田商工夏祭りも有名になりまして2,3千人の方が毎年お越しいただいてます。これも一重に下田商店街のみなさまのご協力があってこそです。と細本鈑金の社長。私は生まれも育ちもずっと下田ですから、商店街のお店がだんだんと減っていくのは本当に心苦しいんです。こういう祭りを通じて、もっともっと下田をアピールして、商店街も今まで以上に元気になればと思ってます。今、主に活動してくれている若手が10人ほどいてくれてます。私達がしてきたことを後継の子らに引き継いでいくのが私の使命だと思ってます。大いに盛り上がる「下田商工夏祭り」みなさん、是非お越し下さい。下田商店街一同お待ちしております。
7月20日 下田商工夏祭り
各商店街イベントは19時くらいから
恒例!ナイヤガラ花火は21時着火です




